「今の職場の人間関係にもううんざり…転職したいけど、具体的に何から始めたらいいの?」
「転職に失敗したくない。転職する時のコツとかないの?」
看護師
こういった悩みや疑問に応える記事です。
この記事で分かることは、下記の通りです。
- 看護師の転職者が抱える悩みや疑問、その解決方法
- 転職のメリット・デメリット
- 転職を成功させるためのコツ
しりんじ
筆者の経歴は以下の通りです。看護師として臨床・転職経験があります。実体験に基づき執筆しているので、記事の信ぴょう性もそれなりにあるかと。
臨床で培った知識を情報発信したいため、Webライターに転身。
この記事を最後まで読むと、下記がわかります。
- 転職に関する疑問や悩みを解決方法
- 看護師の転職するメリット・デメリット
- 転職を成功するためのコツ
※「前置きはいいから、早く転職者の悩みと解決方法」だけが知りたい方は、「転職前の看護師が抱える5つの疑問と解決方法」をクリックすると欲しい情報だけ見れます。
目次
【悩み】看護師の転職理由で多いのは?
日本看護協会の2020 年 病院看護実態調査によると、看護師の離職率は「11.5%」であり、新卒者は「8.6%」です。
また、厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果によると、看護師の退職(離職)理由は下記です。
出典:厚生労働省/看護職員就業状況等実態調査結果 P28
上位に出産や育児・人間関係・雇用条件に対する不満がきます。このことから転職理由として多いのは、下記の4つ。
- 結婚や出産などのライフイベント
- 人間関係が悪い
- 雇用条件に不満
- キャリアアップができない
皆さんの中にも、これらの理由で転職を考えている方もいるのではないでしょうか?
転職前の看護師が抱える5つの疑問と解決方法
転職前の看護師が抱える疑問は、以下の5つ。
- 【疑問①】転職先の人間関係が悪くないか?
- 【疑問②】給料が下がらないのか?
- 【疑問③】自分のスキルが通用するか?
- 【疑問④】転職活動が上手くいくか?
- 【疑問⑤】円満な退職ができるか?
これらの疑問を解決できれば、安心して転職活動ができるようになります。
では、詳しく解説します。
【疑問①】転職先の人間関係が悪くないか?
転職先の人間関係が気になります。
看護師の退職理由の上位にもありましたが、人間関係の問題はどの職場でもあります。だからこそ、人間関係の良い転職先を選びたいですよね?
人間関係を探る方法は、下記の4つ。
- 実際に勤めている人から聞く
- 職場見学に行く
- 転職エージェントを利用する
- ネットの口コミを見る(※信ぴょう性に欠けるので注意!)
しりんじ
看護師
安心してください。申し込みの方法は、下記の2つ。
- 直接問い合わせる
- 転職エージェントを通りて依頼する
実施する人が少ないため、ライバルと差をつけるチャンス!
【疑問②】給料が下がらないのか?
給料の上下は転職先で決まります。
ただし、規模の大きい病院に転職する方が高い傾向にあります。
出典:厚生労働省/令和2年賃金構造基本統計調査
しりんじ
【疑問③】自分のスキルが通用するか?
経年数にもよりますが、看護師1年目の転職はあまりおすすめしません。
理由は、下記の3つ。
- 看護師の基礎知識やスキルが乏しい
- 「転職してもすぐに辞めるのでは?」と疑われる
- 年度の途中の転職が難しい
看護師
しりんじ
- 新人と同様に教育してもらえる
- わからないことを聞きやすい
- 自分に合った病院で働ける
しりんじ
【疑問④】転職活動が上手くいくか?
転職活動をする以上、不安はつきものです。
人間は保守的な生き物で変化を嫌います。初めての転職活動や新しい職場環境に慣れるかなど不安がいっぱいですよね。
この記事でも「失敗しない!看護師が転職に成功するための4つのコツ」を詳しく解説しますので、参考にしてください。
【疑問⑤】円満な退職ができるか?
無事に転職先が決まっても、円満退職ができるかは不安ですよね。
円満に退職するコツは、下記の4つ。
- 退職理由を明確してから上司に相談する
- 「職場で愚痴」や「転職先」の話は避ける
- できる仕事は最終日まで積極的に参加する
- 漏れなく仕事の引継ぎ
皆に応援されながら、退職できれば最高ですよね。最後の印象が重要なので、気を抜かず仕事をやりきりましょう。
看護師が転職するメリット・デメリット
この章では、看護師が転職するメリット・デメリットを解説します。
メリット
看護師が転職するメリットは、下記の3つ。
- 現在の職場のストレスから解放される
- 自分に合った職場を探せる
- キャリアアップできる
もし現在の職場に悩みの種や不満を抱えているなら、一発で解消されます。また、雇用条件をはじめ、自分に合った職場を選べる強みもあります。
キャリアアップしたいなら、資格支援や研修制度が充実した職場を選ぶのも良いでしょう。
デメリット
看護師が転職するデメリットは、下記の2つ。
- 給料が下がる可能性がある
- 新たに業務を覚えなければいけない
企業規模の大きい病院の方が給料が高い傾向にあります。
また、看護師以外の業務が増える可能性もあります。
というのも、施設など小さな施設だと看護師が介護業務も担っている場合もあるからです。
しりんじ
失敗しない!看護師が転職に成功するための4つのコツ
勇気を出して始めた転職活動。必ず成功したいですよね?
この章では、失敗しないための転職のコツを4つ紹介します。
- 転職理由を明確にする
- 職場見学を希望する
- 自己分析をする
- 転職エージェントを活用する
これら4つのコツを押さえておくだけで、転職で後悔せずに済みます。
ぜひ、ご覧ください。
1. 転職理由を明確にする
転職理由を明確にしましょう。
理由は、下記の3つ。
- 転職先を選ぶ基準ができる
- 志望動機が明確になる
- 退職の意向を伝える際に説得力が増す
しりんじ
そのために、志望動機を明確にしておかないと、面接官に転職の熱意が伝わりません。
2. 職場見学を希望する
個人的には最も効果的でおすすめの方法です。
実際に私も見学させてもらった職場で採用になったからです。
事前に質問を考えておきましょう。 「病院に興味がある」とアピールでき、顔と名前も覚えてもらいやすいでしょう。
しりんじ
「病院見学にきた人以外は採用しない」と言ってました。
3. 自己分析をする
自己分析をしましょう。
理由は、下記の3つ。
- 自分の強みやアピールポイントを深堀できる
- 志望動機が明確になる
- 本当に転職が必要かを見極められる
看護師
テンプレートを活用して自己分析をしたい方は、厚生労働省のジョブカードが役立ちます。
しりんじ
4. 転職エージェントを活用する
エージェントを活用すると、一人で転職活動をするよりも有利に進められます。
転職エージェントには、非公開求人や病院の内情に詳しいコンサルタントがいるからです。
転職エージェントのコンサルタントは求人先と密にコミュニケーションをとっているため、求人にはない情報も持っています。
まとめ: 転職して悩みや不安を解消しよう
最後に、転職の疑問と解決方法をまとめておきます。
転職する上で重要なポイントとなるので、しっかりと振り返っておきましょう。
- 転職先の人間関係は職場見学で直接確認する
- 給料が上がるかどうかは転職先の雇用条件次第
- スキルが通用するかは経年数によるが、1年目の途中で転職はおすすめしない
- 転職を成功させるためのコツがある
- 円満退職ができるためにも退職理由を明確に伝える
これらポイントを押さえて、早速転職活動を始めてみましょう。
一人で悩んでいても、何も始まりません。
チャンスを逃して後悔した…なんてことになりかねません。
1日でも早く転職活動を始めることが、有利に進めるコツ!
転職エージェントを利用してみたい方は、以下の記事が参考になります。
失敗しない!看護師転職エージェントの選び方【メリット・デメリット・ご利用の流れ】
あなたの転職活動を進めるのに、この記事が参考になれば嬉しいです。