新人看護師ってこんなにも大変なの…
どうやったらこの辛い時期を乗り越えられるの?
新人看護師
このような悩みや不安にお答えします。
この記事では、下記について解説します。
- 新人看護師の転職事情
- 転職を考える7つの理由と対策
- 新人看護師が転職するメリット・デメリット
- 現役看護師(外来勤務)&医療・看護系のWebライター
- 看護師として転職経験アリ
- 看護師の転職に関する記事を多数執筆
しりんじ
あなたの今の悩みをこの記事1つでマルッと解決します。
最後まで読んで、今すぐ現状を変えるための行動をしましょう!
目次
新人看護師の転職事情
日本看護協会の2020年 病院看護実態調査によると、離職率は下記の通り。
- 看護師全体:11.5%
- 新卒看護師:8.6%
約10分の1が離職し、看護師もしくは他職種に転職します。
ちなみに離職(下記データは退職理由)は下記の通り。
出典:厚生労働省/看護職員就業状況等実態調査結果 P28
退職理由で最も多いのは「出産・育児のため」
しりんじ
新人看護師
【対策可】新人看護師が転職を考える7つの理由
新人看護師が転職を考える理由は、下記の7つ。
- 人間関係
- プレッシャー
- 業務の多さ
- 知識不足
- 不規則な勤務
- 給料が安い
- 患者からのクレーム
では、1つずつ解説します。
1. 人間関係
人間関係が原因で転職を考える新人は多いです。
性格のキツい先輩や悪口・噂話が蔓延している職場もあるのが事実。
結果、新人がストレスの吐口になることも…。
新人看護師
- 陰口や噂話に加わらない
- スタッフとのコミュニケーションを積極的に取る
- 報連相の徹底で信頼してもらう
2. プレッシャー
プレッシャーから転職を考える新人もいます。
命を預かる責任重大な看護師の仕事は、常に不安と緊張の連続。
「処置一つで患者の命が左右される」と考えると、新人にはかなりのプレッシャーになります。
しりんじ
- 知識・経験を増やす
- 異動希望
しりんじ
新人看護師
先輩看護師
3. 業務の多さ
業務の多さも転職を考える原因の一つ。
理由は、下記の4つ。
- 複数患者の受け持ち
- 様々な医療処置
- 他職種との連携
- 院内外の研修(休日返上で参加の場合もあり)
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新人看護師
- 知識・スキルUPでスムーズに業務を遂行
- 記録の簡略化(単語登録)
- スタッフ間で協力
しりんじ
4. 知識不足
知識不足を痛感することも原因です。
理由は、下記の3つ。
- 学生時代の実習と現実は違う
- 看護展開が早い
- 常に最新技術が導入され続けている
実際の医療現場で求められるスキルは、学生で学んだものよりも遥か上!
- 知識・スキルUP
- 先輩の知恵を活用
- 可能な限り処置やケアは積極的に参加し学ぶ
理想と現実のギャップに、リアリティーショックを起こす人も珍しくはありません。
しりんじ
5. 不規則な勤務
不規則な勤務でも転職したくなります。
理由は、下記の3つ。
- 生活リズムの崩れ
- 体調不良
- 疲労困憊
8月くらいから徐々に夜勤や休日勤務が始まります。
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新人看護師
しりんじ
- 体調不良なら師長に勤務変更を依頼
- 生活リズムの改善
- おまけ:思い切って夜勤明けに遊んでリフレッシュ
不規則な勤務は看護師を続ける以上、避けては通れません。
そのため、自分なりに上手く付き合っていく方法を作ることが重要!
6. 給料が安い
給料が安いと感じるのも転職希望の原因です。
看護師の平均年収は、下記の通り。
しりんじ
感染症患者の看護や夜勤など、危険や心身の負担を余儀なくされます。
そこを踏まえると給料や安いと不満を持つ人もいるでしょう。
厚生労働省の「看護職員の処遇改善について」によると、令和4年2月以降に看護師の基本給与のベースアップ(月額4,000円)が検討されています。
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出典:厚生労働省/看護職員の処遇改善について
7. 患者からのクレーム
患者からのクレームで転職したいと思うこともあります。
クレームの原因は、下記の通り。
- 患者の長期療養生活によるストレス
- 知識・スキル不足による不満
- その他
- 課題があれば改善
- クレームを全て間に受けない
- 自分一人で抱えようとしない
クレームを言われたら、まずは先輩に相談しましょう。
しりんじ
新人看護師が転職する4つのメリット
新人看護師が転職するメリットは、下記の4つ。
- 質問しやすい
- 興味のある分野に方向修正できる
- 看護師のキャリアを諦めずに済む
- 次年度の新卒者よりスムーズに仕事ができる
新人の転職はマイナスイメージが強いですが、実はメリットも沢山あります。
勇気を持って転職する方の後押しになれば嬉しいです。
1. 質問しやすい
質問しやすいメリットがあります。
経験年数が少なく、転職先でも新人扱いだからです。
しりんじ
また新人として扱ってもらえると、下記のメリットがあります。
- フォローしてもらえる
- 新人研修に参加できる
- 徐々に環境に慣れていける
- 即戦力としてのプレッシャーがない
新人看護師
2. 興味のある分野に方向修正できる
興味のある分野に方向修正できます。
希望条件を決めて転職できるため、ある程度の分野を絞れるからです。
しりんじ
新人看護師
転職に早い・遅いはありません。目標があれば、新人でも転職してOK!
3. 看護師のキャリアを諦めずに済む
看護師のキャリアを諦めずに済みます。
転職の原因を取り除ける職場を選びましょう。
しりんじ
4. 次年度の新卒者よりスムーズに仕事ができる
次年度の新卒者よりスムーズに仕事ができるメリットもあります。
短期間であっても臨床経験があるため、職場での失敗を踏まえた上で行動できるからです。
大まかな仕事内容を把握しているため、早く理解できるでしょう。
新人看護師が転職する3つのデメリット
新人看護師が転職するデメリットは、下記の3つ。
- 中途採用されにくい
- 転職選びに失敗するリスクが高い
- 「どうせ辞めるでしょ?」と偏見の目を向けられやすい
では、1つずつ解説します。
1. 中途採用されにくい
新人看護師は中途採用されにくいです。
理由は、下記の2つ。
- 「即戦力」として中途採用するケースがほとんどだから
- 新人を抱えている病院ばかりで、これから教育をし直す人が増えると大変だから
経験・スキルともに未成熟より、経験豊富な看護師が求められるのが現実!
- フレッシュさとやる気をアピール
- 新人を大量採用する病院を狙う
しりんじ
2. 転職選びに失敗するリスクが高い
転職選びに失敗するリスクが高いデメリットもあります。
経験が少なく、適正の見極めが難しいからです。
新人看護師
しりんじ
- 新しい環境や人間関係に馴染めない
- 業務を一から覚えなければいけない
- 診療科の特性をイメージしづらい
- 転職理由を考える
- 先輩や転職経験者に相談する
3. 「どうせ辞めるでしょ?」と偏見の目を向けられやすい
転職先に「どうせすぐに辞めるのでは?」と思われる可能性があります。
理由はどうあれ、早期退職した事実はマイナスイメージになる傾向があるのも事実。
面接官
転職不要?新人看護師を乗り切る超具体的な7つのコツ
転職は想像以上に体力が必要です。新人看護師なら尚更…。
この章では、新人看護師が転職せずに1年目を乗り切るためのコツを7つ解説します。
- 相談相手を作る
- 積極的に経験する
- 振り返る習慣をつける
- 先輩からのアドバイスを素直に受け止める
- 開き直る
- ワークライフバランスを整える
- 部署異動を希望
今すぐできる具体的な方法なので、ぜひご活用ください。
1. 相談相手を作る
相談相手を作りましょう。
一人で悩んでも解決はしません。
先輩や同期、家族など信頼している人が良いでしょう。
- 先輩:自分の経験を踏まえて的確なアドバイスをしてもらえる
- 同期:同じ悩みを抱えている可能性が高い。また、お互い共感し合える
- 家族:職場関係者ではないため、気兼ねなく相談できる
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新人看護師
2. 積極的に経験する
積極的に経験させてもらいましょう。
遅かれ早かれ経験をしないと、スキルアップができません。そして、後輩が入ってくるフォローもなくなり、すべて自己責任者になります。
未経験スキルは積極的に参加させてもらい、経験あるのみ!
しりんじ
また、質問できる間にわからないことは聞いておきましょう。
新人看護師
3. 振り返る習慣をつける
振り返る習慣をつけましょう。
一度や二度経験しただけでは、すぐに忘れるからです。
出典:エビングハウスの忘却曲線
だからこそ振り返りや復習の時間が大切!
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新人看護師
しりんじ
4. 先輩からのアドバイスを素直に受け止める
先輩からのアドバイスを素直に受け止めましょう。
あなたよりも経験が多く、様々な視点からアドバイスしてくれます。
しりんじ
5. 開き直る
時には開き直りも必要です。
新人看護師なので、できないのは当たり前!
しりんじ
仕事ができないと悩むのは、成長意欲がある証拠!
先輩看護師
6. ワークライフバランスを整える
ワークライフバランスを整えましょう。
理由は、下記の3つ。
- 疲労を溜めない
- 体調を整えられる
- 生活にメリハリがつく
不規則な勤務であるため難しいかもしれません。自分なりの付き合いかたを考えていきましょう。
しりんじ
自分を労ることも大切。あなたの健康があって初めて看護師が続けられるよ。
7. 部署異動を希望する
最終手段として部署異動の希望を出す方法もあります。
病棟の雰囲気や人間関係、診療科ごとの仕事の特性に自分が向いていない場合は効果的!
まとめ: 【新人看護師】転職前にできる対策あり!ダメらな転職でもOK
以上、新人看護師の転職事情について解説しました。
要点は以下の通り。
- 離職率は看護師全体で「11.5%」、新人看護師「8.6%」
- 転職理由は「人間関係」や「仕事のプレッシャー」
- 新人看護師が転職するメリットはキャリアを諦めなくて済むこと
- 新人看護師が転職するデメリットは中途採用されにくいこと
- 転職をせずに解決する方法もある
看護師1年目は想像以上に過酷です。理想と現実のギャップからリアリティーショックを起こす人もいます。また、人間関係や仕事のプレッシャーから転職を考える新人が多いのも事実。
そして新人看護師でも転職しても問題ナシ!
重要なのは、行動すること!
多忙な業務で疲労困憊しているのに、転職活動は無理……と諦めているなら、転職エージェントを活用しましょう。
- あなたに最適な求人を探してくれる
- 転職サポートを受けられる(書類作成、面接対策など)
- 転職先との面倒な連絡を代行してもらえる
看護師としてのキャリアを諦めることなく、あなたに最適な職場選びができるでしょう。
しりんじ
- 【ナースではたらこ】
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転職エージェントの選び方について知りたい方は、以下の記事が参考になります。

この記事があなたの看護師のキャリアを後押しできれば幸いです。