看護師として働いていると、今の働き方で良いのか?と考える時期が必ず訪れます。
結婚や子育て、転職などをきっかけに働き方を見直したい人も多いからです。
そこで、皆さんはこんな悩みはありませんか?
どんな人が外来看護師に向いているの?
実際のスケジュールを見てみたい
看護師
今回の記事では、このような疑問を解決していきます。
この記事で解説することは、以下の通り。
- 外来・病棟看護師の違い
- 外来看護師の1日のスケジュール
- 外来看護師に向いている人の特徴
しりんじ
最後まで読んで、今後の働き方を考える参考にしてください。
目次
外来看護師と病棟看護師の3つの違いは?
外来看護師と病棟看護師の違いは、以下の3つ。
- 勤務形態
- 仕事内容
- 給料
では、1つずつ解説します。
1. 勤務形態
外来・病棟看護師の勤務形態の違いは、以下の通り。
生活リズムを優先した働き方をしたいなら「外来看護師」、平日休みがほしいなら「病棟看護師」が良いでしょう。
しりんじ
2. 仕事内容
外来・病棟看護師の仕事内容の違いは、以下の通り。
外来は症状看護であり、患者の訴えに速やかな対応が求められます。また申し送りが効かないため、ミスが許されません。
しりんじ
病棟が病態看護であり、病気の治療や生活指導など長期目標を立てて、日々確実に進歩できるように関わります。
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3. 給料
外来看護師は病棟看護師に比べて給料が安い。
理由は、夜勤がないから。
外来看護師の平均年収は400万円前後であるのに対して、看護師全体の平均年収が419万8,300円なので、外来看護師の給料が安い!
- 夜勤回数(年間):8回/月×12ヶ月=96回/年
- 夜勤手当(年間):1万円/回×96回/年=96万円
つまり、病棟と外来看護師の平均年収は、年間96万円の差になります!
※夜勤手当:1回あたり1万円で計算
どちらも一長一短なので、あなたが重視するポイントで選ぶのが良いでしょう。
【大公開】外来看護師の1日のスケジュール
以下の図解は、私が務める病院の1日のスケジュールです。
- 午前
診察室・採血・注射・検査がメイン - 午後
救急外来や他診療科への応援など
病院ごとに担当業務や内容は異なるため、転職エージェントや職場見学を通じて事前にリサーチしましょう。
看護師
【体験談】外来看護師に向いている人の3つの特徴
外来看護師に向いている人の特徴は、以下の3つ。
- ワークライフバランスを重視したい
- 病態看護よりも健康管理が好き
- 効率良く仕事ができる
では、1つずつ解説します。
1. ワークライフバランスを重視したい
ワークライフバランスを重視したい方は外来看護師向きといえます。
夜勤や職場によっては残業ゼロの場合もあるからです。
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看護師
しりんじ
夜勤がないため生活リズムも一定であり、身体的な疲労も少ないメリットもあります。
2. 病態看護よりも健康管理が好き
病棟看護より健康管理をするのが好きという方にも向いているでしょう。
- 外来
在宅で患者自身が健康維持するための管理がメイン - 病棟
病態看護であり医療的治療がメイン
そのため、患者へ生活指導をして健康の維持・増進ができる関わりが求められます。
- 食事・栄養管理
- 糖尿病・フットケア
- ADL向上
- 内服管理
病棟よりも患者の生活に則した指導をしなければいけません。
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3. 効率良く仕事ができる
効率良く仕事ができる自信がある方にも向いています。
- 患者がひっきりなしに受診
- 様々な業務を全員で協力して行う
- 診察の合間に検査の介助も行う
つまり、多重タスクを同時並行で回さなければいけないのです。
そのため、外来看護師は効率良く仕事を裁くスキルが求められます。
しりんじ
全スタッフが協力し合い、業務をこなすイメージ!
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しりんじ
だからこそ、効率良く仕事をして、必要な時間はしっかり確保できなければいけません。
まとめ: ワークライフバランスを重視するなら外来看護師が最適
自分に合った働き方を見つけることは、看護師として長期的に働くために重要です。
筆者自信、子育て、ライター業と並行しながら看護師を続けられるのは、外来看護師だからと感じています。
自分の生活に合った働き方を実現し、長期的に看護師を続けられるためにも、この記事を参考にしていただけると幸いです。
この記事以外にも、病棟看護師の夜勤に関する記事もあります。興味のある方は、下記の記事をご参照ください。
【現役ナースが解説】看護師あるある【夜勤編】